奄美大島のマングース根絶を宣言 環境省 ハブ対策に持ち込まれ約半世紀、防除面積は世界最大
環境省は3日、奄美大島に生息する特定外来生物のマングースの根絶を宣言した。これまでに根絶に成功した中で、防除面積は世界最大となる。 【写真】マングース防除事業検討会であいさつする環境省職員=3日、奄美市名瀬の市民交流センター
宣言に先立ち同日午前、奄美市で開かれたマングース防除事業検討会で、委員が「根絶の可能性は非常に高い」と評価していた。 マングースは毒蛇ハブ対策で1979年に持ち込まれ、アマミノクロウサギなど希少生物を捕食。ピーク時の2000年ごろは約1万匹まで増えたとされ、同年から本格的な駆除が始まった。
南日本新聞 | 鹿児島