横浜流星「一つの集大成になった作品」 映画「正体」初日、「紆余曲折を乗り越えた」
俳優の横浜流星が29日、東京都内で行われた主演映画「正体」(藤井道人監督)の初日舞台あいさつにキャストと共に出席した。 同映画は染井為人さんの人気小説が原作。殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜)が、脱走して潜伏を続ける真の目的に迫る内容となっている。 顔を変えながら逃走する鏑木について「そういう状況がのしかかってきた時、28歳の自分でも『どうしよう…』と思う。(鏑木が)18歳で背負っていくのは、とてつもないこと」と横浜。「それでも諦めない心や、目的を達成するための真っすぐさを維持する(役を演じる)のは、心身ともに疲弊した」と振り返り、「いろいろな人との出会いで生きる希望が持てたのは、彼にとって大きなことだったと思います」と続けた。 横浜と藤井監督がタッグを組むのは長編映画で3作目。企画段階から4年越しで今作の公開日を迎え、横浜は「紆余(うよ)曲折があったけれど、それを乗り越えたから、すてきな方々と出会えた。自分の中でも、一つの集大成になった作品です」と思い入れを語った。 舞台あいさつには吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之も登場した。