「失敗は大﨑を社長にしたこと…」怪芸人・中田カウスが松本人志にダメ出しで変わる「吉本内の風向き」
吉本興業の“怪芸人”中田カウスの激白にお笑い界が騒然となっている。 「フライデー」の直撃取材に答えたカウスは、『ダウンタウン』松本人志の“性的強要疑惑”について 【衝撃告白…写真あり】「松本はアウトやて」“大阪芸人のドン”中田カウスが語った「松本人志問題」 「松本はアウトやて。客、素人に手をつけたのであれば」 とバッサリ。さらにダウンタウンの育ての親として知られる大﨑洋元会長についても 「僕の57年の吉本芸人生活の中で一番大きな失敗は、大﨑を社長にしたことや」 とコキ下ろした。吉本興業内で独特のポジションにいるカウスが騒動に口を開いた影響は思いのほか大きい。 「カウスさんは’07年に表面化した吉本興業の“お家騒動”の時に黒幕と呼ばれ、以来、『影のフィクサー』というイメージが定着しました。記事を読んでもわかる通り、吉本の社長人事に口を出せるのはカウスさんくらいしかいない。そのカウスさんが『松本-大﨑ライン』を糾弾したのですから、吉本芸人内で衝撃が走っています」(お笑い関係者) カウスには策士的な一面があるため、今回のやりとりを深読みする人も多い。 ゴシップ好きの芸人の間では文春砲を被弾した松本から吉本が距離を置くようになったのも 「カウスさんの一存なのでは?」 といった声も聞かれる。 「カウスさんの言葉=吉本興業と置き換えれば、これまで松本さんを擁護してきた芸人たちのトーンも変わってくるかもしれない。それほど大きなインパクトがあった」(スポーツ紙記者) さまざまな憶測飛び交う“カウス問答”だが、実はそこに深い策謀はないという見方もある。 カウスは記事で“芸人とは何たるか”を強調。松本を筆頭としたNSC出身芸人の“勘違い”に警鐘を鳴らし「客に手を出すな」と声を大にしている。 また一部で話題となった「吉本鎖国」にも言及し、芸人はあくまで舞台で勝負するもので、テレビ芸人に先はないと力説している。 「これらはカウスさんが昔から言い続けてきたこと。吉本は東京と大阪で全くの別もの。大阪芸人はたたき上げの“お笑い原理主義”的な部分がある。巨大企業となった吉本で、カウスさんは今一度、芸人の原点に返るべきと訴えたかったのでしょう」(前出・お笑い関係者) そんなカウスが一目置く東京芸人が『霜降り明星』だ。 粗品とせいやは3月29日放送のラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、カウスの楽屋に挨拶に行ったときのエピソードを披露。せいやは 「こないだ師匠に二人で挨拶に行ったら、カウス師匠にすごいことを言われた。どの芸人にも言われたことがない……」 と切り出し 「(カウスが)俺の方を見て、ちょっと顔を近づけながら、『よう! 中田カウスのDNAを持つ男!』って」 と、まさかの“後継指名”されたことを明かした。 爆笑する粗品は「おめでとう!ええな~」と祝福。粗品はカウスのことが大好きだそうで 「めっちゃ嫉妬するわ」 と本気で悔しがっていた。 「粗品もせいやも、東京を中心に活動していますが、お笑いに関しては真面目で礼儀正しい。粗品にいたっては博打で巨額の負債を抱えるなど、〝これぞ芸人〟を体現しています(笑)。カウスさん好みの芸人であることは間違いないでしょう」(お笑いライター) いまだ激震収まらぬ吉本。“カウスのひと言”が、一連の松本騒動の転機となるかもしれない――。
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