ナダル、現役最終戦はシングルス欠場の可能性 デ杯
【AFP=時事】男子テニス、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)は16日、現役最終戦となる国別対抗戦デビスカップの決勝トーナメントについて、シングルスを欠場する可能性があることを認めた。 【写真5枚】デ杯の会場で汗を流すナダル 次週母国のマラガで行われる決勝トーナメントで、輝かしいキャリアに幕を下ろす38歳のナダルだが、今夏のパリ五輪を最後に公式戦を離れており、世界ランキングも155位まで落ちている。 ナダルは「まずはトレーニングでの感触を見て、もしシングルスで勝つチャンスがないと感じたら、真っ先に自分からプレーしたくないと言う」とコメント。「準備ができていないと感じたら、すぐ監督(ダビド・フェレール)に話すつもりだ。彼にはすでに、最後だからということを判断基準にしないでほしいと伝えている」と明かした。 スペインは19日の準々決勝でオランダと対戦する。 シングルスは、全仏オープンとウィンブルドン選手権を制したカルロス・アルカラスの出場が確定しているが、ナダルは2番手としてシングルスに出られない場合、五輪で8強入りしたアルカラスとのペアでダブルスに出場することも考えられる。 「かなり準備がうまくいったのでここにいる。一日一日の状況を見ていくつもりだ」と続けたナダルは、「しばらく競技から離れていたので、どんな形であれ今週が待ち遠しかった」「長く美しい人生の一部が終わることになるが、楽しみにしている。最後のときをいつも通りに味わい、すべてに始まりと終わりがあることを受け入れる」と話した。 「自分がプレーしようが、スタンドで応援する側に回ろうが、望んでいるのはチームがうまく機能し、デビスカップでもう一度優勝するチャンスが訪れることだ」【翻訳編集】 AFPBB News