打線好調の作新学院vs勢いに乗る英明 センバツ第7日
◇第95回記念選抜高校野球大会第7日第3試合 作新学院―英明(14時開始予定) 初戦で11安打8得点を奪った作新学院(栃木)は打線が好調だ。英明(香川)は智弁和歌山に競り勝つ要因となった継投策をどう生かすか。 【意外な幕切れ…作新学院vs大分商を写真で】 作新学院は背番号「15」の上野飛馬選手(3年)が初戦で先制の2点適時打を含む2安打3打点と活躍した。2安打2打点の東海林智選手(3年)、2打数2安打の武藤匠海選手(3年)も勝負強さが際立った。課題は6失点した投手陣をどう立て直すか。計4投手を起用したが、調子を見極めながら、継投のタイミングも鍵になる。 英明は右横手の下村健太郎投手(3年)、寿賀弘都投手(3年)と百々愛輝投手(2年)の両左腕をどうつなぐかがポイントになる。初戦は3投手が緩急を生かし、強打の智弁和歌山打線を2失点と抑えた。ただ、寿賀投手は捕手の返球を左肘付近に受けるアクシデントがあり、状態が気がかりだ。打線は打点を挙げた外野手を兼務する4番の寿賀、勝ち越し打を含む2安打1打点だった5番・中浦浩志朗選手(3年)の前に走者をためたい。 作新学院は23年ぶりとなる春2勝が懸かり、センバツ初勝利を挙げた英明は夏も含めて甲子園初の1大会2勝目を目指す。【浅妻博之】