【小学生のお小遣い】みんな、いくらあげてますか?お小遣いをあげるメリットも解説
子どもにお小遣いをあげるメリット
子どもは、お小遣いをもらうと欲しいものが買えるなどのメリットがありますが、子どもにとってのメリットはそれだけではありません。生きるためのたくさんのスキルを得ることができるのです。 ●コミュニケーション能力がアップする お小遣いが欲しいときや足りなくなったときなど、親に「お小遣いを欲しい」と相談することになります。そのときに、何にいくら使うのか、買ってどうしたいのかなど、親に必要性を訴えるための交渉術が必要になります。 また、店員さんのように日常生活であまり接する機会のない人とやりとりすることも、コミュニケーションを学ぶうえでの勉強になります。 ●お金を計画的に使う能力が身につく 欲しいものがあるけれど1回のお小遣いでは足りない場合、毎月のお小遣いからいくらかずつを貯めて買うことがあります。欲しいものを買うために、「毎月貯金する」ことと「節約する」ことの大切さが同時に学べます。 また、お小遣い帳も使うとお金の流れが目でわかるようになるほか、資産形成に関する意識も自然と身につくでしょう。 ●判断力が養われる 自分のお金を使って買い物をするとなると、あれもこれも全部を買うことは難しいです。そのため、「これは本当に欲しいものなのか、必要なものなのか」をしっかり考えるようになります。 自分にとって大事なものかを判断する力は、今後の人生においても重要です。子どものうちから一つひとつの決断に向き合って、場合によっては妥協案を探すなど、生きるためのスキルが身につくことが期待できます。
まとめにかえて
小学生の70%以上がお小遣いをもらっていることがわかりました。 あげる頻度は「ときどき」、「月に1回」などご家庭により異なりますが、「ときどき」の場合は高学年になると高額になり、「月に1回」の場合は学年を問わず500円が多いという結果でした。 お小遣いをあげると、コミュニケーション能力や計画性、判断力などを養えるというメリットがあります。 お小遣いを上手に活用して、お子さまにお金の大切さや使い方を学ばせてあげましょう。
参考資料
・金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」
木内 菜穂子