郷土の味、食材に関心 児童がすいとん作り体験 西洋野菜プロジェクト・千厩で食育行事【岩手】
「食に感謝」をテーマにした一関西洋野菜プロジェクトの食育イベントは16日、一関市千厩町の千厩農村勤労福祉センターを会場に始まった。市内のこども食堂と連携し、2025年2月まで5会場を巡回開催する取り組み。初日は小学生ら17人がすいとん作りに挑戦し、千厩地域でグランマ食堂を運営する夢ぽけっとの会(昆野洋子会長)のメンバーらと交流しながら一関地方の郷土食に理解を深めた。 食育イベントは、「感謝を届ける食育プロジェクト」の第1弾で、地域の子どもたちに地元食材を使った料理を通じて食の大切さや地域の支え合いを楽しみながら実感してもらおうと、初めて企画された。 すいとん作りでは、夢ぽけっとの会のメンバーらが材料のダイコンやニンジン、ゴボウ、長ネギの切り方を手ほどきした。子どもたちは包丁の使い方を教わりながら丁寧に食材を切った後、小麦粉を練ったすいとんの生地を食べやすい大きさにちぎって鍋に投入して完成させた。