「青森ねぶた祭」が閉幕 「ケッパレ!熊本!」のねぶたも運行
勇壮なねぶたが青森の街を巡った(安藤歩美撮影)
東北の夏を彩る「青森ねぶた祭」が7日、6日間の日程を終え閉幕した。
6日間の祭りには、青森に伝わる伝説や日本神話、三国志などをモチーフにした、大小さまざまなねぶたが登場。鮮やかに輝くねぶたが観客の目の前に迫ったり回転したりするたび、沿道から歓声が沸き起こった。ねぶたとともに大通りを練り歩く「ハネト」たちは、お囃子に合わせて「ラッセーラー、ラッセーラー」の掛け声とともに飛び跳ね、祭り会場を大いに盛り上げた。
今年はねぶたの「送り」と呼ばれる後ろ姿に「ケッパレ(がんばれ)!熊本!」の文字が大きく書かれたねぶたも運行。ハネトの掛け声に東北各県の県名とともに「熊本」の地名が入るなど、今年4月の熊本地震の被災地復興を祈る青森の人々の思いが込められていた。 最終日7日の夜は、6台のねぶたが青森港をめぐる「ねぶた海上運行」と約1万1千発の花火が祭りのフィナーレを飾った。(THE EAST TIMES)