《ブラジル》パリ五輪でかめはめ波発射!?=火遁豪火球の術、ギア4ポーズも
1万人以上のアスリートが参加するパリ五輪が盛り上がりを見せる中、選手たちの勝敗だけでなく、試合中のユニークな動作にも注目が集まっている。『ワンピース』や『ドラゴンボール』などに登場する、大人気アニメキャラクターのポーズをきめる選手たちがカメラに捉えられ、スポーツファンのみならず、アニメファンも沸かせている。これは世界中で広く愛されるアニメの影響力を示すものだ。パリ五輪で見られた印象的なシーンを6日付ゲーム・アレーナなどが報じた。 現地メディアではソウザ選手の結ぶ「火遁豪火球の術」の印の正確さを映像で検証している
ブラジル国旗を背負うカヌー選手のイザキアス・ケイロスは9日、1千m個人レースで銀を獲得し、表彰台の上でドラゴンボールに登場する「かめはめ波」の攻撃ジェスチャーを真似た。これは東京大会で金を獲得した際にも披露していた。 イザキアスは、7歳の息子セバスチアンのリクエストに応えたと明かし、「ドラゴンボールは親子でよく見ているよ。息子に頼まれたらやるしかないよね。今日、再び五輪の表彰台に立ててとても嬉しい」と語った。 「かめはめ波」ポーズは、米国陸上選手のノア・ライルズが100m走で金を獲得した際や、フランスのフェンシング選手も披露していた。悟空の象徴的なポーズは、選手たちの強さと努力を表現するもので、多くのファンにも喜ばれている。 『ドラゴンボール』への敬意を表しているのはアスリートたちだけではなく、五輪のイベント会場でも『ドラゴンボール超』の変身テーマ曲が流れ、競技を盛り上げている。 男子バレーボールのブラジル人選手ダルラン・ソウザは『ナルト』の大ファンとして知られている。彼のアニメ愛は競技中のパフォーマンスにも表れており、重要な場面で幸運を呼び込むために、「火遁豪火球の術」を繰り出す。この瞬間はファンにとっても盛り上がる瞬間となっている。 ブラジル人陸上選手のジョゼ・フェルナンド・フェレイラ・サンタナ(通称バロテリ)は、男子十種競技の前にカメラに向けて「オタク」なジェスチャーを披露した。右手を強調するような仕草は『鋼の錬金術師』の「ロイ・マスタング」が炎を生み出す際の動きだとされている。 米国の男子砲丸投げ選手のペイトン・オッターダールは、『ワンピース』の主人公ルフィの技「ギア4」を模したポーズで競技場に登場し、ファンを沸かせた。イタリアの陸上選手ロレンツォンデレ・シモネリもカメラ前で「ギア4」ポーズをとり、身体中にエネルギーを取り込んで競技に臨んだ。