ジャッジもMVP満票受賞! 前回受賞は大谷翔平に“快挙”阻まれたが…
全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者による投票結果が21日(日本時間22日)に発表され、ア・リーグMVPはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が2022年以来、2度目の受賞を満票で果たした。BBWAA所属の記者30人全員が1位票を投じた。満票は現行の記者投票制になった1931年以降、史上21人目。複数回受賞はア・リーグで17人目だ。 今季はともにメジャートップの58本塁打、144打点で2冠を獲得するなど圧倒的だった。2位は打率3割3分2厘で首位打者に輝いたロイヤルズのボビー・ウイット内野手(24)で2位票30票を得て270ポイントだった。3位はヤンキースのフアン・ソト外野手(26)で3位票21票、4位票7票、5位票2票で229ポイントだった。当時エンゼルスの大谷と一騎打ちになった22年はエンゼルス担当記者2人が大谷に1位票を投じたため、1位票28票で満票を逃していた。両リーグの満票受賞は昨年のア・リーグが大谷、ナ・リーグのアクーニャに続いて2年連続だ。 【満票複数は大谷だけ】MVPはBBWAAに所属する記者30人の投票で決まる。ナ・リーグ各球団の担当記者から2人ずつ選ばれ、1位から10位まで投票。1位14点、2位9点、3位8点…、10位1点と配分される。満票MVPは20人いるが、複数は大谷だけだ。 【3度以上受賞11人中7人が殿堂入り】これまでMVPを3度以上受賞した11人のうち、薬物疑惑のバリー・ボンズ氏、アレックス・ロドリゲス氏、2027年に資格を得るアルバート・プホルス氏、現役のマイク・トラウト(エンゼルス)を除く7人が米野球殿堂入りしている。プホルス氏とトラウトは殿堂入りを確実視されており、大谷も続くことになりそうだ。
東スポWEB