右手小指の骨折を乗り越えて…ボクシング福永宇宙選手14戦目へ “チームSORA・チーム黒潮”で勝利目指す
テレビ高知
今度の日曜日=9日に高知市でボクシングの大会が開かれます。黒潮ボクシングジム所属の福永宇宙(ふくながそら)選手をはじめチーム黒潮の選手たちが地元での勝利を目指し気合が入っています。追い込み練習の様子を取材しました。 【写真を見る】右手小指の骨折を乗り越えて…ボクシング福永宇宙選手14戦目へ “チームSORA・チーム黒潮”で勝利目指す 高知市の黒潮ボクシングジム、5月28日、試合を間近に控えた選手たちが気合の入った追い込み練習に臨んでいました。 高知県四万十町出身のプロボクサー福永宇宙選手。2018年にプロデビューし、2020年度にスーパーバンタム級で全日本新人王を獲得。これまで13戦13勝6KOで日本ランキング15位の強さを誇ります。 (福永宇宙選手) 「今までどおり、しっかり心身ともに仕上がってはきてるんで、あと少し頑張りたいです」 2023年2月、高知市で行われた12戦目。福永選手はタイの選手を相手に距離を取りながら左のジャブを中心とした攻めを展開します。第3ラウンド、相手から立て続けにダウンを奪った福永選手。そして残り15秒。3度目のダウンを奪い、テクニカルノックアウトで勝利。大勢の地元ファンを沸かせました。 (福永宇宙選手) 「全部出す前に終わってしまったんですけど、左の使い方が練習していたのが出たんで、そこは良かったんじゃないかなと思います」 この日は日本人として史上初めて世界3階級制覇を成し遂げた亀田興毅(かめだこうき)さんが会場に駆けつけていました。 (亀田興毅さん) 「練習の環境をしっかり作れたら真面目やからどんどん練習するんで、勝手に伸びていきますよ。みんなの力で高いところに押し上げていけたらなと。みんなの力で高知の星を上に押し上げないといけないですよ」 スター性を見出された福永選手は半年後、大阪で行われた13戦目も判定勝ち。しかし試合後、右手小指の骨折が判明し、治療に専念する日々が続きました。 (福永宇宙選手) 「治ってからどこか手首だったり、他のところが痛くなるというのはなかったんで、今は万全ですね。しっかり準備する期間もできましたし、ディフェンス面とか技術面とかいろんな意味でレベルアップできたんで、今となってはいい期間だったかなと思います」
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