オリックス・育成ドラフト1位・今坂幸暉「夢だったプロ野球選手に…」仮契約を結び、実感ジワジワ
オリックスは17日、育成ドラフト1位指名の大阪学院大高・今坂幸暉(ともき)内野手(18)と大阪市内のホテルで仮契約を結んだと発表した。支度金は300万円、年俸は240万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 今坂は山口県下関市出身で178センチ、82キロの右投げ左打ち。50メートル走は5秒8で遠投115メートル。担当の谷口悦司スカウトに「走塁に自信を持っており、常に先の塁を狙う姿勢が魅力。打撃では初球からしっかりと自分のスイングができ、守備では球際の強さもある。走・攻・守すべてにおいて大きな成長に期待が持てる好素材」と評価される左打ちのスラッガーは、球団を通じて「仮契約をしていただいて、小さい頃から夢だったプロ野球選手になることができたんだなと思いましたし、これからしっかりやっていくぞという気持ちになりました。1年目から支配下登録を目指して、走攻守すべてにおいて、レベルアップしていけるように技術を磨いていきたいです。将来的にはトリプルスリーを目指して、日本を代表するような選手になれるように頑張っていきたいと思います!」とコメントした。 今坂は大阪学院大高で今春「大阪2強」と呼ばれる履正社、大阪桐蔭を次々と破って春の大阪王者となった。今夏は初戦(2回戦)で同志社香里に1―2と惜敗し、甲子園出場の目標を果たせなかった。今坂は3打数1安打の1盗塁だった。目標とする選手に、オリックスで2年連続首位打者に輝き、日本一にも貢献した現レッドソックスの吉田正尚外野手(31)を挙げており、憧れの選手が巣立ったチームでまずは支配下登録を目指す。
中日スポーツ