反捕鯨ワトソン容疑者釈放「遺憾」 林官房長官
【AFP=時事】林芳正官房長官は18日の記者会見で、反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者ポール・ワトソン容疑者(74)の身柄引き渡し要請には応じないとの決定をデンマーク政府が下したことについて、遺憾の意を表した。 字幕:反捕鯨のワトソン容疑者釈放「最高の気分」 ワトソン容疑者は今年7月、日本の要請を受けて国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)が2012年に発行した「赤手配書」に基づき、デンマーク自治領グリーンランドの政庁所在地ヌークで逮捕された。海上保安庁は、2010年2月に南極海で発生した日本の調査捕鯨船乗組員に対する傷害、器物損壊等の事件の共犯として逮捕状を取得し、国際手配していた。 同容疑者の釈放を受け、林氏は「わが国の引き渡し要請が受け入れられず、遺憾だ」とし、デンマーク側にその旨を伝えたと説明。 「引き続き、法と証拠に基づき適切に対応する」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News