太田忍が芦澤竜誠に完勝。半失神させたうえでパウンドでKO【RIZIN.45】
レスリングのリオ五輪銀メダリストの太田忍(パラエストラ柏)が「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で、今回がMMAデビュー戦となる芦澤竜誠(フリー)と対戦し、1RでTKO勝ちを収めた。 芦澤は初参戦となった「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)のメインイベントでキックボクシングルールで皇治(TEAM ONE)に2-1の判定勝ち。その前からMMA転向を公言し、夏から秋にかけたあたりでMMAデビュー戦を行いたい意向を示していたが、この日のデビューとなった。 太田は10月の「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」で元修斗世界バンタム級王者で今年1月までONE Championshipに参戦していた佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)に1-2の判定で敗れ、今回が再起戦だった。
1R、ともにオーソドックス。打撃でのけん制し合いから太田がタックルでテイクダウン。サイドを取る。芦澤はガードに入れて、下から太田の脳天にヒジを落とす。太田はボディーにパンチを放ちながら冷静に芦澤を崩しに行く。芦澤は下から抱き着きなんとかしのぐが、太田はハーフからパウンドを落とすとダースチョークにがっちりととらえる。芦澤がほぼ落ちたところで太田は技をほどくとパウンドの連打でKO勝ちを収めた。 芦澤はすぐに立ち上がると四方に手を合わせ、すぐにリングを降りた。 太田は試合後のマイクで「芦澤選手が真剣にMMAをやっていたのを僕は知っているんで、まずは芦澤選手に拍手をお願いします。来年からベルトを目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」と芦澤を称えたうえで、2024年のベルト獲りを誓った。