鈴木おさむ氏、ベストファーザー賞受賞も 妻・大島と喧嘩で「これがベストファーザーか」
元脚本家の鈴木おさむ氏が4日、都内で「第43回ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』発表・授賞式」に出席した。鈴木氏は、妻でお笑いトリオ「森三中」大島美幸とパートナー・オブ・ザ・イヤー2009を受賞している。 学術・文化部門で受賞した鈴木氏は、ひまわりに囲まれたステージに黄色いネクタイ姿で登壇。「ぼくでいいのかな」と受賞に驚きを隠せない様子。それでも「こないだ32年続けた仕事をやめた僕が、このような賞をいただけたことは意味があると思う」と3月末をもって放送作家業と脚本業から引退してからの受賞に感謝した。仕事をやめるとき、8歳の息子・笑福(えふ)くんから「ゲーム買えなくなるから、仕事を辞めないでくれと説得された」と告白。それでも笑福くんと妻が労ってくれたといい、手紙と同封されたマッサージ券とハグ券の写真も公開された。 引退から2か月。原稿の締め切りから解放され、家族との時間が増えた鈴木は、周りから「顔が違うと言われた」という。MCからも「ツヤが出た」と言われると、うれしそうにほほえんだ。先日も家族で旅行に行ったといい、ニューヨークに行く予定が、急きょ石垣島に変更。旅行中に喧嘩(けんか)し、「これがベストファーザーか」と妻からのツッコミ。「これから1年間言われ続けるのか」と苦笑いだった。 同賞の受賞をうけ、「子どもと妻とみなさんと向き合っていければ」と鈴木。新たに立ち上げたスタートアップファクトリー代表での活動についても「若い頃から大人にお世話になった。若い子を応援しながら自分も走って行きたい」と意欲をみせた。 芸能部門では俳優の石原良純、スポーツ部門では元サッカー日本代表の内田篤人氏らも受賞した。
報知新聞社