「俺が生きている間に咲くかな」と思っていたら20年目の開花 鉢から庭に植え替えたトックリラン 沖縄・今帰仁村の陶芸工房で
【今帰仁】今帰仁村天底の陶芸工房あみすくで、20年前に植えたトックリランに花が咲き、関係者らを喜ばせている。 【写真】植え付けから28年で開花した北中城村のトックリラン 窯主の宮城春信さん(80)によると、約4メートルのトックリランの木は20年前に友人から譲り受けた鉢植えを庭に植えたもの。これまで花が咲いたのを見たことがなく「俺が生きている間に咲くかなと思っていた」と目を丸くする。 5日夜、陶芸教室の生徒たちが作陶する間、宮城さんが庭を散策していると、トックリランの上に白い物が見えてびっくりしたという。目を凝らしてみると、夕闇の中に白い花が咲いており「花がとても美しかった。生徒たちも一緒に喜んだ」という。 晴れた日には飼っているニワトリたちが宮城さんの指笛で集まってくる。この日はトックリランの下でおいしそうに餌をついばんでいた。(赤嶺幸代通信員)