札幌市職員の職場満足度、他都市や民間より低く 上級職は上回る 市アンケート結果
札幌市は、約8千人の職員に実施した働きやすさなどを探る大規模アンケートの結果をまとめた。職場環境の満足度や期待感について、全国の自治体や民間企業への調査の平均を50とした場合、市は42・4で平均を下回った。管理職は平均を超えたものの、係長職は低いなど、満足度に開きがあり、市は管理職研修などを通して職場環境の改善を図る考えだ。 札幌市が職員に行ったアンケートの主な質問と、満足度や期待感を示した数値 アンケートは昨年10月、離職対策などを目的に庁内イントラネットで実施した。コンサルティング会社の協力で、組織の風土や業務への意欲など約130問について5段階で評価し、満足度や期待感を数値化した。 全国1万社を分析した同社のデータと市の数値を比較した結果、課長職は50・5、部長職は51・3、局長職は57・0と、管理職はいずれも平均を上回った。一方、係長職は42・4、若手を中心とした一般職は41・3にとどまった。