クリスマスも休みなし! 28歳競輪選手が“中0日”で地元戦に出場「嫁と相談して走ることに」/熊本競輪
熊本競輪では「トータリゼータ熊本杯(F1)」が23日に初日を開催する。12R特選を走る松岡辰泰(28歳・熊本=117期)に話を聞いた。 19~21日の日程で開催された松山競輪ナイターFIに参戦した松岡。最終日の決勝戦を走った松岡は、レースを終えると一目散に熊本へと帰り今開催の前検日である22日に競輪場入りした。流用による参加で、正真正銘の中0日だ。「松山のあとは深夜にフェリーに乗って。夜中に家に帰って、改めて準備をしてからきました」 どの業界にもたがわず、年末は競輪界も人手不足が顕著。あちこちで欠員が出ており松岡にも「流用」による今月4本目の依頼が来た。「松山も追加だったんですよ。だから、今回はさすがに迷いました。年末はただでさえ忙しいし、家族とクリスマスを過ごす予定だったから。それにこれだけ家を空けるのも…。でも結局、嫁と相談して走ることにしました」と地元のために走ることにした。 疲れはあろうとも、引き受けたからには全力だ。「最終日はクリスマスですね。でも、結局は打ち上げで街に出るだろうし嫁に迷惑をかける。しっかり稼いで、多く渡せるように」。 理解を示した愛妻のために、目の色をドルマークにして走る。(netkeirin特派員)