【ウエストランド河本太の『人生相談する側チャンピオン』】第4回 爆笑問題さん! 目立ちたいけど、僕には本当に何もありません!
M-1チャンピオンでありながら、これまで数々のやらかしをしてきた迷える40歳、ウエストランドの河本太が、さまざまな先輩・仲間に人生相談を受けに行く不定期連載「人生相談する側チャンピオン」。 【写真】爆笑問題 爆笑問題の太田光さん、田中裕二さんを迎えた最終回は、目立ちたいけど何もできないという切実な悩みを聞いていただきます。 *** 人生相談④「本当は面白い人なんじゃないかと期待されることがありますが、本当に何もありません。どうしたらいいですか?」(東京都・河本太・40歳) ――前回、太田さんの根本には「目立ちたい」という気持ちがあるけど、それが世間とズレているという話がありましたけど、河本さんにも「目立ちたい」っていう気持ちはあるんですよね。 河本 そう、それだけはあるんです。でも技術もないし理論もないし、それをやっても面白くなるかどうかも分からなくて、ただズレてるだけなんですよね。だからやらかしちゃったりするんでしょうね。 田中 でもやらかしたのは面白いと思ってやったわけじゃないでしょ?(笑) 河本 もちろん面白いと思ってやったわけではないですけど、これくらいなら問題にならないだろうっていう甘い考えがあったんだと思います。ただ、こんなんだから中には「河本には何かある」って期待してくださる人もいて、面白がってこうやって話す機会をもらえたりもするんですけど、本当に何もなくて大抵ガッカリされるんです。佐久間(宣行)さんとか、加地(倫三)さんとかに。 一同 (笑) 河本 あれだけしゃべる人、面白い人がたくさんいる第一線で、これだけしゃべらないヤツが相方にくっついて出てくると珍しいから、「なんだコイツは?」って食いついてくれる人もいるんですよ。でも、いざスポットを当てたら本当に何にもできねえヤツじゃんっていう。それで大体みんな悲しい顔して去っていくんです。きっと週プレNEWSもそうですよ。 太田 企画倒れだね(笑)。ヤバいよこの企画。 ――そんなことないです!(笑)「テレビの話」で太田さんが河本さんのことを「誰も(能力を)活かせられない人間だからな」って話していて、そういう人こそきっと面白いと思ったんです。 太田 面白いところを引き出せるもんなら引き出してやってくださいよ(笑)。前に「情熱大陸」の600回記念で、俺の回と田中の回が別々に放送されるっていうことで、それぞれにスタッフが別班で密着するって言うんですよ。で、俺は「絶対やめたほうがいい」って言ったの。だって田中は本当に何もない男だから。その時のスタッフも、今みたいに「いや、そんなことはないですよ!」って言ったんです。 で、田中に1週間密着したら、その班のスタッフが俺のところに来て「太田さんどうしましょう。田中さんって本当に何もないです。草野球しかやらないんですけど、ピンマイクつけるのも嫌だって言われて、もうどうしていいのかわかんない」と。「だから言ったじゃん!」って話ですよ。 でもさ、それがオンエアされたらコイツのほうが視聴率1%上だったんだよ! あの時は許せなかったよね! 一同 (爆笑)