学年末試験、部員ら学校で猛勉強 コーチの「指導」も 明石商 /兵庫
<センバツ2019> 23日開幕のセンバツに出場する明石商では、4日まで学年末試験が行われている。普段は「野球漬け」の部員たちも、この時期ばかりは猛勉強。練習後や練習の合間に「勉強会」を開き、教員でもあるコーチたちに机の前で「指導」を受けている。 野球部は定期試験の時期になると、試験直前から期間中にかけて、空き教室などで自主的に勉強会を開催。社会科教員でもある藤井晃真コーチ、英語教員の丸山智也コーチらが丁寧に教えている。 2月28日夕の勉強会は校舎1階の職員室前の廊下で開かれ、重宮涼主将(2年)と宮口大輝投手(同)が出席した。2人は社会科教員の壺阪圭祐コーチが見守る中、家庭科の試験勉強に取り組んだ。問題が書かれたプリントを広げ、「また間違えてしまった」「やっとできた」などと言いながら、真剣な表情で解答と答え合わせを繰り返していた。 机の上にグラブを置いて勉強していた重宮主将は「自宅より学校の方が効率が上がる。しっかり勉強して試験を乗り切り、センバツに集中したい」と話していた。【黒詰拓也】 〔神戸版〕