北海道知床沖観光船沈没事故で捜索ボランティアの桜井さんが被害者家族の洋上慰霊のための募金を呼びかけ
HTB北海道ニュース
北海道知床半島沖の観光船沈没事故で行方不明者の捜索を続けてきた地元ボランティアが、被害者の家族を招いて洋上慰霊を行いたいと、寄付を呼び掛けています。 ■捜索ボランティア桜井憲二さん: 「本日は皆さまにご寄付のお願いがあり賛同していただければと思います。」 道警の水中カメラおととし4月、知床沖で乗客乗員26人を乗せ沈没した観光船「KAZUI」。地元の漁師・桜井憲二さんらは事故直後からボランティアで行方不明者の捜索を続けてきました。10回に渡る捜索で、遺体や遺骨のほか乗客のカメラなど多くの遺留品を発見。被害者家族と交流する中で桜井さんにはずっと気になっていたことがありました。 ■捜索ボランティア桜井憲二さん: 「家族の中には個人で観光船の事故現場に訪れている人がいること。一般のお客様も乗船されている中で涙をこらえ名前を呼ぶことさえできず見えないようにお花を海へ。 船をチャーターし被害者家族を招いて洋上慰霊を行ってあげられないかと思っていました」。 桜井さんらは来年7月に洋上慰霊を計画。先月、YouTubeに寄付を呼び掛ける動画を公開しました。 船のチャーター代のほか被害者家族の旅費も準備すると、1000万円は必要だとういことです。 ■捜索ボランティア桜井憲二さん: 「個人で何とかできるレベルではなく皆さんのお力をお借りしたいと思いました。 どうかよろしくお願いいたします。」
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