岩崎亜久竜は新「TP5x」ボールに 松山英樹邸の合宿で「硬いのもアリ」
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(27日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71) 【画像】男子ツアー開幕戦の会場で最新1Wヘッドを発見 「日本オープン」覇者の岩崎亜久竜は、オフの期間を利用してアメリカで武者修行を敢行。同じ黒宮幹仁コーチに師事する間柄という縁で、松山英樹のフロリダ邸に居候し、トレーニングと打ち込みに明け暮れた。ひと回り体が大きくなって帰ってきただけではなく、国内ツアー開幕を迎えたバッグの中身もガラッと変わっていた。
1、3、5番ウッドはすべてテーラーメイドの「Qi10」へ。LSモデルも打ったが、最終的にスタンダードモデルに落ち着いた。「とにかくコアの顔が気に入ったんですよね。とても構えやすくてイメージがしやすかった」。岩崎の言う“コア”とは「Qi10」3機種の真ん中のスタンダードモデルのこと。年末に初めて試して一発で気に入り、それ以来ずっとバッグに入っている。3Wと5Wも同じタイミングで「Qi10」のコアにスイッチした。 ツアーでも評判の3Wに関しては、「飛ばしたい時はスピンを減らしてドローで飛ばすことができるし、止めたい時は思いっきり高い球で止めることもできる。両方とも打ちやすいフェアウェイウッドってあんまりないんですよ」と絶賛。1、3、5Wのクリーンアップを新モデルにすんなり移行でき、満足したまま年を越した。
驚いたのは装着シャフトだ。岩崎は長らく藤倉コンポジットの「ベンタスブラック」を使ってきたが、ウッド系はすべて松山愛用のグラファイトデザイン「ツアーAD DI」に変わっていた。 「ベンタス(ブラック)は直進性が抜群でしたが、もうちょっと球を操作したいと思い始めていて。そのときに黒宮さんから『操作したいならDIがいいんじゃない』との助言があって。実際に試したらすごく良かった」。ドライバーだけはDIの「HIGH MODULUS(ハイモジュラス)」という高弾性モデル。「操作性もありつつ、ヘッドスピードが1、2m/s上がったんですよ」とシャフトの進化に驚いた。