中国吉林の新ウインターシーズンで雪が熱い、広がる国際的な「友達の輪」
【CNS】11月に入ると、吉林省(Jilin)では「雪」が熱い。数回の降雪により、地元は新たな氷雪観光シーズンに正式に入り、氷鑑賞、雪遊びの観光活動が次々と催される。記者は、このウインターシーズンに、同省の多くの地域がフランスやオーストリアなどの国々と交流活動を開催し、氷雪観光の国際的な「友達の輪」の拡大に努めていることを知った。 アルプス山脈やロッキー山脈と同じく、吉林省は世界の氷雪の黄金の緯度帯に位置しており、中国文化・観光部が承認した全国初の氷雪資源全面調査の唯一の試行地域だ。 2024年には、中国とフランスは国交樹立60周年を迎え、共同で中仏文化観光年を開催する計画だ。 長白山管理委員会の李南哲(Li Nanzhe)副主任によると、新ウインターシーズンには、長白山で国際スキー連盟(FIS)のスノーボード・スロープスタイル、フリースキー・スロープスタイル、フリースキー・ハーフパイプアジアカップなどの国際大会が開催され、15か国からの選手が参加する予定だという。 「通化市は12月にオーストリアウインタースポーツサミットとアルペンスキー大会を開催予定で、中国とオーストリアのウインタースポーツのプロ選手の参加を引き付け、国際大会を先導する役割を果たす」と、通化市(Tonghua)の尹志剛(Yin Zhigang)副市長は語った。 紹介によると、新ウインターシーズンには、通化市は「雪を聴く」、「スキーをする」、「雪を鑑賞する」、「雪を味わう」という四大商品をリリースし、鴨緑江の朝鮮との国境や輝南県(Huinan)の竜湾などの地域に中国国内外の観光客を引き寄せ、寒冷地の氷雪経済の発展を推進している。 中国の「霧氷の都」である吉林市では、このウインターシーズンに100以上のシリーズイベントが用意されており、公式には16の「スーパーウィークエンド」が推奨され、毎週少なくとも一つのメインイベントと多数のパラレルイベントが開催予定だ。 吉林市の万科松花湖スキー場では、毎日多くの国内外の観光客がスキーを楽しんでおり、米国、フランス、ニュージーランドなどの国々のスキー・アウトドアブランドが次々と開店している。 先日長春市(Changchun)で終了した世界寒冷地氷雪経済大会では、20か国以上からの在中国大使、国際機関と商業協会の代表、氷雪装備企業の代表が、寒冷地氷雪経済の協力について交流を行った。 吉林省の公式発表によると、氷雪観光、ウインタースポーツ、氷雪文化、氷雪装備などの分野での投資協力を全面的に拡大し、氷雪経済の高速発展の配当を分かち合い、氷雪協力のプラットフォームを構築し、吉林の氷雪を国際標準に合わせることを推進していくのだという。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。