川瀬莉子、柴咲コウの乗馬シーンに憧れ いつか大河ドラマに 女優として昨年〝内面的〟に成長、今年さらなる飛躍を
6年前のオスカープロモーション主催の「第2回ミス美しい20代コンテスト」でグランプリを獲得し、名古屋市から上京して女優デビューを果たした川瀬莉子(28)。ドラマ出演の機会も増え、ANAのCMでイメージキャラクターを務めるなど活躍の場を広げている。あでやかな晴れ着姿の川瀬に今年の抱負を聞いた。(山内明徳) 2018年、短大で就職活動をしていた川瀬は、地元の事務所に所属してモデル活動も行っていた。
「モデルをやっているうちに、役者をやってみたい。その思いが諦められなかった」と当時を振り返る。上京については父親が大反対。コンテストのことを知って応募した。「父を説得するのは大変でしたが、『何か賞を取ったら行ってもいいよ』と言ってくれました」。そしてグランプリを受賞。上京しての暮らしが始まり、翌19年にはドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)で女優デビューを果たした。 順風満帆のスタートとなったが、世の中はコロナ禍に覆われた。そんな中でよく見ていたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17年)で柴咲コウが乗馬するシーンが忘れられなかった。「私もあんなふうに乗ってみたい」「いつか大河ドラマに出てみたい」。思ったら実行だ。乗馬クラブに通い、乗馬ライセンス4級を取得。その後、中型自動二輪免許も取得した。コロナ禍でできた時間に「今しかない」と考えたのだとか。 女優としての昨年は、〝内面的に〟飛躍した年だったという。7月期のドラマ「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(日本テレビ系)の出演が大きかった。 「それまでのドラマは2、3人でのやりとりのシーンばかりだったんですが、初めて6、7人で言葉のかけあいのシーンを体験。私のせりふも長くて難しい言葉がいっぱいで…失敗ばかりしていたんですが、戸次(重幸)さんや(小芝)風花ちゃんが『合わせよう』と何度も自主的にシーンの練習をしてくれた」と共演者とのつながりに感動したという。「『いいものを作りたい』というチームの感覚は初めてでした」と女優としての大きな体験になった。 そして今年。「好きなことを突き詰めて、仕事につなげていく」のが目標だ。具体的には、カフェ巡り、お笑いをもっと見に行くこと、そしてラーメン。 地元愛を一番感じるのは、名古屋の食べ物だ。地元に帰れば「味仙」のラーメンは欠かさないし、「名駅のみそ煮込みうどんは最高です」とアピールしてくれた。 ◆川瀬莉子(かわせ・りこ) 1996年12月9日生まれ、名古屋市出身。2019年の女優デビュー後は20年3月にNHKEテレ「NHKラジオ英語 その真相!」、9月にNHKBSプレミアム「こわでん~怖い伝説~」、CMなどに出演。趣味は漫画、乗馬、読書など。身長165センチ。血液型はO。
中日スポーツ