【NBA】ペイサーズの居心地に満足するタイリース・ハリバートン「僕とプレーしたい選手はインディアナに来るしかないね」
昨年オフに契約延長に合意「僕はどこにも行かないよ」
ペイサーズのタイリース・ハリバートンが『The Pat McAfee Show』に出演し、代表活動で他チームの選手をペイサーズに勧誘したとの噂を「大袈裟に伝えられているけど本当だ」と認めた。 「でも、実際よりずっと大きく報じられているんだ。実際は僕だけじゃなく、どの選手も勧誘していた。僕は代表チームで最も小さなマーケットでプレーしているわけだから、大袈裟にとらえられてしまう」 ハリバートンはNBAキャリア5年目の昨シーズンに大ブレイクを果たした。スピードが重視される今のNBAでもその彼らのスタイルは最もスピーディーで、慌ただしいほどに人とボールが動きながらミスは少なく、相手ディフェンスを振り回してイージーシュートのチャンスを次々と作り出す。司令塔としてそのスタイルの中心にいたのがハリバートンだ。 彼は昨年オフに5年2億6000万ドル(約390億円)の契約延長をペイサーズと結び、今年から始まるその契約が終わる2029年までペイサーズでプレーすることが決まった。この時、ハリバートンは「僕もチームも次のステップに進む」と宣言。その言葉通り、昨シーズンはまずインシーズン・トーナメントで決勝に進み、地元インディアナ開催のオールスターを盛り上げ、そして10年ぶりとなるカンファレンス・ファイナル進出を果たした。 そのハリバートンはレギュラーシーズンの中盤とプレーオフに、箇所は異なるがいずれもハムストリングの肉離れで戦線離脱を経験している。特にカンファレンスファイナル第2戦での離脱のダメージは大きく、セルティックス相手にスウィープ負けを喫する原因となった。ただ、これも彼は「プレーオフを含めて100試合を戦い抜くコンディション作りを学ぶ」という次のモチベーションへと繋げている。 代表活動中に選手たちが「ウチに来れば?」というフランクな会話をするのは自然な流れだ。それでもハリバートンはキャリア2年目にキングスからペイサーズの移籍を経験し、自分のスタイルにピタリとハマった今のチームの居心地に満足している。指揮官リック・カーライルは今後も彼を中心に据えたバスケを続けていくつもりで、これが順調に進めば若いチームはこの先数年は上位を狙える。 すでに出来上がったチームに後から加われば、パリオリンピックでそうだったように脇役に回ることになりかねない。ハリバートンが誰かを勧誘することはあっても、彼が誰かの勧誘に乗ることはない。 「インディアナは素晴らしい市場であり、バスケットボールの州だ」とハリバートンは言う。「僕とプレーしたい選手はインディアナに来るしかないね。僕はどこにも行かないよ」
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