【住之江ボート・ヴィーナスシリーズ第2戦】4走目で今節初白星、坂野さくらが〝好球必打〟で予選突破狙う
住之江ボートの「ヴィーナスシリーズ第2戦 第35回アクアクイーンカップ」は22日が予選最終日。 ◇ 望みをつないだ。坂野さくら(27、福井)は昨5Rで4カドからコンマ11の仕掛けを決めると、冷静にまくり差し。今節4走目で初白星をマークした。 「雨が降ったので、ペラを叩いてぶっつけ本番でいきました。乗りやすかったし、向きもよかった。足は出足より伸びがいいです」 56号機は初おろしから2節目だった先月のGⅠ太閤賞で福来剛が節イチ級の動きで選抜2着。前節も地元の倉谷和信が優出5着と動き上々の好素性機で、勝負駆けの望みを残した。 2020年11月に三国でデビュー。まだ優出はないが、一昨年12月に初の予選突破を果たすと昨年12月には三国、びわこと連続で準優に進出(4、5着)。直前の多摩川オールレディースでは節間3勝を挙げて成長を示した。今節は師匠の今井美亜と一緒の参戦で「アドバイスのおかげでよくなりました」。予選最終日に楽しみが広がる。 「今回は乗りやすさがあるのがいいです。今の目標は来年のイースタンヤング(開催地未定)に出ること。(準優へ)勝負がつながったので頑張ります」 金沢学院東高時代はソフトボール部の一塁手として活躍した27歳。チャンスを逃さず、1、9Rの2走で13点の条件をクリアして18強へ駒を進める。(西脇和哉)