【GWイッキ見したいNetflixドラマ】クドカン×大石静の『離婚しようよ』ほか、観始めたら止まらない傑作3
“奇跡の桜”から始まるファンタジー・ラブロマンス『僕だけが17歳の世界で』(2020年)
『僕だけが17歳の世界で』は、恋愛ドラマのレビューを多く執筆してきたわたしが、自信を持って推せるラブロマンスです。残念ながらリアタイ視聴しておらず、Netflixに追加されたときに観たのですが、「こんなに上質な恋愛ドラマが存在していたとは……!」と驚きました。リアルタイムで紹介したかった~! 『第36回ATP賞テレビグランプリ』ドラマ部門で奨励賞を受賞している本作は、“奇跡の桜”から始まるファンタジー・ラブロマンス。7年ぶりに故郷に戻った芽衣(飯豊まりえ)の前に、死んだはずの幼なじみ・航太(佐野勇斗)が現れるのですが、彼は17歳の姿のままで……。航太と芽衣の恋愛模様はもちろん、親子愛や友情、さらには航太の死に隠された秘密をひも解いていくサスペンス要素もあり。観ていて飽きない仕掛けが満載です。 そして、なんと言っても主題歌と挿入歌がいい! ACE COLLECTIONさんの『70億にただ1つの奇跡』と、MACOさんの『桜の木の下で』は、いまだに桜を見ると聴きたくなります。航太と芽衣の気持ちが反映されていて、しんどくなりますが……。 また、映像もすごく美しいんです。桜の木の下のシーンが多いので、パッと華やかなのにどこか切なくて。とくに、最終話のラストには泣けるほどに美しいシーンがあるので、ぜひチェックしてみてください。
菜本 かな