【ロッテ】佐々木朗希のポスティング容認 松本球団本部長「本人の強い思い」で判断 「戦力的には痛いけど…」
ロッテの松本尚樹球団本部長が9日、ZOZOで取材に応じ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦容認が発表された佐々木朗希投手について「本当、戦力的には痛いですけど、本当に本人の強い思いというかね、それを僕自身5年間、聞いてきましたんでね。最終的にはその思いを持って判断しました。もう本当に5年間の話の内容、全てを考えて判断したって感じですね。細かいこと言うといっぱいあるんですけど、それはもう言い出すときりがないので、とにかく総合的に判断しました」と説明した。 佐々木に関しては、チームのCS第1ステージでの敗退が決まった10月14日の日本ハム戦(エスコン)後に、松本球団本部長が「入団当初から毎年毎年、朗希とは話してますので、当然変わらずそういう話をすることになる。それは入った時からずっと同じなので、これからいろいろ話をしようと思います」と話し、今後に面談の場を設けるとしていた。 ポスティングシステムは球団の権利。佐々木は25歳未満でマイナー契約に限定されるため、契約金は最大で500万ドル程度。契約額に連動する球団への譲渡金は100万ドル(1~2億円)程度とメリットが薄い。球団的には経営的な側面を考えれば、25歳を迎える26年までは容認が難しい状況ではあったが、佐々木の夢を後押しする決断を下した形となった。 契約金に関しては、米スポーツ専門局「ESPN」によれば、ボーナスプール(資金)がリセットされる12月15日以降ならば、700万ドル(約10億7000万円)で、それ以前ならば250万ドル程度になるとし、契約予想額を500万ドル(約7億5000万円)としている。
報知新聞社