「恐竜王国」福井県に「恐竜」冠したスーパーがオープン 福井駅近く、買い物難民の強い味方
福井県民生協(本部福井県福井市開発5丁目、松宮幹雄理事長)が同市日之出3丁目に整備を進めていたスーパー「ハーツ恐竜」が9月12日オープンする。前日の11日は記念式典とプレオープンがあり、門出を祝った。福井駅から最も近いスーパーとなり、高齢化が進む周辺の利便性向上に一役買いそうだ。 【写真】スーパー店内の壁面に描かれた恐竜 福井駅東口から約400メートル、徒歩8分の距離で、織物工場跡地に建設。駅周辺など車で5分圏内の約1万世帯を1次商圏として設定した。高齢者の少人数世帯を意識し、入り口近くに総菜やカットフルーツ売り場を充実。敷地面積は約8千平方メートル、店舗面積約1500平方メートル。営業時間は午前9時半から午後9時までで、駐車場は170台。ハーツは県内11店舗目。 恐竜王国福井を地域や行政とともにPRし、福井を盛り上げようと店名に恐竜を冠した。店内外に恐竜のイラストやオブジェをちりばめたほか、恐竜の卵をイメージした総菜なども販売している。 式典では松宮理事長が「皆さんにいつまでも愛されるお店にしていきたい」とあいさつ。関係者でテープカットを行った。午前11時のプレオープンと同時に近隣住民らが大勢訪れ、買い物を楽しんでいた。近くに住む女性(68)は「普段は自転車で別の店舗に買い物に行っていた。雨や雪の日は徒歩なので、近くに店ができたのはありがたい」と話していた。 福井駅周辺のスーパーはこれまで、駅高架下の旧プリズム福井内にプリズムマートがあったが、昨年の閉店後は空白地帯となっていた。