韓国にいち早くスペースを設けたインターナショナル・ギャラリーの第1世代とは
海外のメガ・ギャラリーが続々と進出。今回は、Perrotin Seoul。 【写真を見る】Perrotin Seoulの展示作品など
フランス・パリ発のギャラリー で、東京にも支店を持つ「ペロタン」は、2016年にソウル支店をオープンし、韓国にいち早くスペースを設けたインターナショナル・ギャラリーの第1世代とも言える存在だ。 これまで、村上隆やタカノ綾、MADSAKIなどの日本人アーティストも多く紹介してきた。2022年、有名ギャラリーとアートスペースが密集するトサン・パークに居を構え、新たな一歩を踏み出した。 ギャラリーの前を行き交う人の視線の先にあるのは、バハマ出身で現在はニューヨークを拠点とするアーティスト、タヴァレス・ストラチャンの展示だ。アーティスト本人のバックグラウンドと黒人の歴史をクロスさせた作品を披露した。一つの表現にこだわらず、さまざまな手法や素材を用いて作られた作品が、会場で神秘的な光を放っていた。
ペロタン・ソウル
1990年にフランス・パリでオープンしたメガギャラリー。東京支店(六本木) オープンの1年前、2016年にソウルのサムチョンに支店を構えた。2022年8月、現在のトサン・パークに移転。 https://www.perrotin.com/
文&コーディネーター・紺野優希 写真・永禮賢 イラスト・尾黒ケンジ 編集・稲垣邦康(GQ)