定時は18時なのに、いつも「19時」まで残業。上司から「1時間くらいなら申告しないで」と言われましたが、これって違法ですよね?
どう対処すべきか?
これまで未払いであった1時間の残業代は、しっかり請求する権利があります。そして今後は、労働時間を超える残業について、申請できる環境を会社に求めていく必要があります。 直接の上司だけでなく、人事や総務部門に対し、賃金の未払いや環境の改善を求めることが大切です。 しかし、会社自体がブラック企業のような体質がある場合や、若手社員が進言しづらいなどの事情がある場合は、労働組合や労働基準監督署に相談するのも選択肢の1つです。
まとめ
1時間の残業でも、所定労働時間を超えれば、会社は残業の申請を拒否できず割増賃金を支払わなければなりません。サービス残業が常態化している場合は、会社や外部機関に相談するなどして働きかけ、違法な慣習や風土を改善することが大切です。 労働者としての権利をしっかり理解し、働きやすい環境で仕事ができるよう、自分を第一に考えて行動しましょう。 出典 e-Gov法令検索 労働基準法 厚生労働省 労働条件に関する総合情報サイト 「ブラック企業」ってどんな会社なの? 執筆者:渡邉志帆 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部