短期決戦に臨むにあたって投手陣へのアドバイス【堀内恒夫の多事正論】
ポストシーズンにおいて巨人投手陣のキーマンは山口か/写真=桜井ひとし
前回の連載は巨人の5年ぶりの優勝をテーマにして書いた。実はその原稿を書いたのは巨人が優勝を決めた1時間後。本来の締め切り日はその前日だった。巨人の優勝はほぼ間違いない状況だったが、野球は何が起きるか分からない。担当者に拝み倒して、締め切りを1日延ばしてもらったわけだ。週刊誌というのは、だから大変だ。 今回はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに向けて「短期決戦」のことを書く。古巣、巨人の後輩たちへのアドバイスと受け取ってもらってもいい。ただし、例によって締め切りの関係で、ファイナルステージの相手が分からないまま書かなければならないのがつらいところだが。 さて、最大6試合の短期決戦のファイナルステージ。リーグ優勝した巨人は1勝のアドバンテージがあるのだから、絶対的に有利な立場にある。ただ、何が起きるか分からない短期戦。しかも、相手は「負けてもともと」と捨て身でぶつかってくる。例えば、日本一になる可能性を優先させて、ファーストステージに・・・
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週刊ベースボール