カマラ・ハリス氏、「あなたは子どもを産んでないから謙虚さが足りない」と女性州知事から批判を受け、コメント
現アメリカ副大統領で、民主党大統領候補のハリス氏は、選挙キャンペーンにSNSを駆使し、従来の支持者のみならず、若年層へのアプローチも徹底している。バズっている音源を用いた動画やセレブとのコラボなど、さまざまな取り組みを行う彼女は10月4日、人気ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』に出演。その中で、共和党候補のドナルド・トランプの中絶に関する姿勢と過去のコメントを激しく非難。さらに、さまざまな形の家族や母親像、そして女性支援について改めて強く語った。 【写真】テイラー・スウィフト(34)、トランプ陣営の「猫好き独身おばさん」発言に皮肉を込めた写真で反撃! 『Call Her Daddy』は、「世界で一番聞かれている女性ホストのpodcast」と言われ、英語圏で絶大な支持を誇る。女性ならではの悩みやトラブルを取り上げ、タブーなトピックも遠慮なく言及する等身大なアレクサンドラ・クーパーが司会を務め、さまざまなセレブゲストを招き、ざっくばらんに語るインタビューコンテンツも人気だ。 そんな彼女は、政治に言及することは滅多にないが、「女性にまつわるリアルな問題に焦点を当てるため」、ハリス氏をゲストに招いたと番組の冒頭で説明した(トランプ氏も招き、公平な会話を試みたとも説明しが、彼の代理人からは期日までに返答はなかったそうだ)。 アレクサンドラは、リスナーたちに「今回のインタビューは、私が得意とする分野にフォーカスします」と前置きを踏まえ、ハリス氏に対して、主に女性にまつわる問題や議題について問いかけた。
その中で、もっとも印象的だったのは、アーカンソー州知事サラ・ハッカビー・サンダースがハリス氏について述べたコメントにまつわる質問だった。 サンダース氏は、「私は子どもがいるから、謙虚でいられるけれど、ハリス氏は子どもを産んでいないので謙虚にさせるものが何もない」と、ハリス氏について否定的な意見を述べた。この発言についてどう思ったかと問いかけられたハリス氏は、次のようにコメントした。 「サンダース氏のことを、気の毒に思います。まず、彼女は謙虚であることを"目指していない"女性たちがこの世には沢山いることを理解していません。また、世の中にはたくさんの愛に恵まれた女性たちが大勢いる。家族や子どもはもちろん、そうした関係では結ばれていない愛する人に囲まれている人々も。女性たちは、お互いを高め合うことが重要だと思います」 ハリス氏には、コールとエラという2人の継子がいるが、子どもを産んだ経験がないことについて、共和党員から批判的な意見や攻撃を受けてきた。現に、トランプの副大統領候補J.D.ヴァンス氏も、子どものいない女性について、「子どものいない猫好き女性」と比喩し、彼女たちは「国をダメにする」とコメントした。 子どもがいないことに対する批判に対し、ハリス氏は次のように答えた。 「私たちにはそれぞれ血で繋がっている家族があり、愛で繋がっている家族もある。その両方を持っている私はとても恵まれています」。そして、「とてもモダンな家族」で、「2人の美しい子どもたち」との関係性はとても友好的で、ふたりは彼女を「ママラ」と呼んでいると明かした。 「私は子どもたちを死ぬほど愛しています。そして、今はもう1950年代とは違います。家族にはいろいろな形があって、その理解も深まっています」と述べていた。
From Harper's BAZAAR.com