ヤクルト・山田哲人、今季からの新ルーチンでけが予防と持久的な足の筋力強化…巨人エースから会心5号で上り調子
◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム) 失投を見逃さなかった。ヤクルト・山田の打球はあっという間に左翼席に着弾した。1―0の4回2死。戸郷の高めのフォークを完璧に捉えた3戦ぶりの5号ソロに「想像以上の結果になったのでよかった」と汗を拭った。戸郷との対戦は通算31打数10安打で打率3割2分3厘、3本塁打7打点。相性の良さを発揮した。 【動画】戸郷から5号ソロを放つ 今季から新たなルーチンを己に課す。試合前練習では左翼と右翼のポール間走を2本、ポール~中堅フェンスまでの距離を4本ダッシュする。これまでの故障歴を踏まえてウェート重視だったトレーニングメニューを再考。「走るという原点」に戻ることで「けがの予防」と「持久的な足の筋力」をつけることに主眼を置いた試みだった。 交流戦では3本塁打、9打点をマークするなど体のキレが増したことで長打力も上昇。リーグ戦再開初戦で描いたアーチも主将が本来の姿を取り戻しつつある証しだった。(長井 毅)
報知新聞社