オリジナル商品販売で黒字化を目指せ!子どもたちが「会社経営」で本気の商売に挑んだ5か月間
商品開発から販売、そして決算まで。子どもたちによる本格的な販売体験イベントが愛媛県伊予市で開かれました。目指すは、「完売」と収支の「黒字」化。子どもたち、「本気」の商いです。 【動画】オリジナル商品で目指せ「黒字」化!ジュニアエコノミーカレッジ<NEWS CH.4> 愛媛県伊予市で開かれた「ジュニアエコノミーカレッジinいよし」の、販売実践会。 伊予市と松前町の小学5年生と6年生およそ30人が6つの株式会社を設立。自分たちが開発したオリジナル商品を販売します。
同級生の女の子5人でチームを組んだ「株式会社ウォーリー」。「社長」の日山凉羽さんと「財務部長」の古家愛さんは生まれたときからの幼なじみ。愛さんの実家の豆腐店「豆愛」の豆腐を使った焼きドーナツと手作りブレスレットを販売します。
今年7月にスタートした「ジュニアエコノミーカレッジin伊予市」。 子どもたちが、資本金1万円と融資の1万円。あわせて2万円を元手に地元産の品を取り入れた商品を開発。 仕入れ、製造・販売の費用と収益をまとめた収支決算書の作成。そして報酬の分配、納税と、およそ6か月かけて本格的な「商売」を体験、グランプリを決定します。
融資を受けるプレゼンでは涙…大人たちも本気で審査
8月、融資を受けるためのプレゼンでは… 涼羽さん: 「ドーナツの上にカラフルチョコをのせて、かわいく仕上げたドーナツを販売したいと思います」 証券取引所役の男性: 「食品は事前に準備できないので」 「どうやってチョコレートを冷ましますか?」 ウォーリーのメンバーたち: 「…」
証券取引所役の男性: 「もう1回来てください」 商売の厳しさを実感しました。
原料の調達へ「経営者としていかにコストを抑えるか」が課題
販売イベントの前日。 「株式会社ウォーリー」のメンバーが、ドーナツの材料を仕入れに「豆愛」にやってきました。経営者としていかに原料コストを抑えるかが、腕の見せ所です。 愛さん: 「50円で売ってください」 愛さんの両親: 「1丁50円」 愛さん: 「はい、よろしくお願いします」 愛さんの両親: 「値切り交渉?これ。こっちも赤字やな。赤字覚悟で」 ドーナツの原料、1丁140円の絹ごし豆腐。半額以下で調達できました!