阪神ドラ1伊原陵人、四回降板 NTT西監督「いい経験」 日本選手権
第49回社会人野球日本選手権大会は第4日の1日、京セラドーム大阪で1回戦があり、今夏の都市対抗8強のNTT西日本はHondaに0―3で敗れ、4大会ぶりの白星はならなかった。プロ野球ドラフト会議で阪神から1位指名を受けた伊原陵人投手が先発したが、制球に苦しんで四回途中2失点で降板。打線はHonda先発の東野龍二投手を打ち崩せなかった。試合後のNTT西日本の河本泰浩監督の主な談話は次の通り。 【熱戦を写真で】NTT西日本ーHonda(1回戦)日本選手権 ◇NTT西日本・河本泰浩監督 (相手先発・東野龍二投手は)いろんな球種を投げ、全部の精度が高かった。術中にはまった形になった。研究はしていたが、難しかった。 (チーム作りは)もう一歩まで来ている。いいチームになってきたと思う。あとは、全国のいいピッチャーをいかに打ち崩せるか。守りの面はある程度、今年はできていた部分もあると思う。プラスアルファで取り組んでいきたい。 (伊原陵人投手は)いつも通り、試合を作ってくれればと思っていた。精神的なところで力んだ部分や、思った以上に球が行かなかった面があると思うが、それでもしっかり投げてくれた。 (辻本勇樹捕手に確認してから伊原投手の投手交代を告げた)1点もあげたくない場面だった。抑える最善の策ということで、思い切って代えた。 元々、能力は持っているピッチャー。今後に生かしてほしい。(注目を集めた中の登板で)緊張やプレッシャーもあったと思う。まだまだ入社2年目。大歓声の中で投げて、いい経験になったと思う。今後の人生に生きると思う。