「ソニック・ザ・ムービー」のプロデューサー、映画シリーズを「アベンジャーズ」級のイベントにしたいと意気込みを語る

「ソニック・ザ・ムービー」のプロデューサー、映画シリーズを「アベンジャーズ」級のイベントにしたいと意気込みを語る

パラマウントは、「ソニック・ザ・ムービー」シリーズを、原作ゲームの大物キャラクターが集結する「アベンジャーズ」級の映画イベントにしたいと考えているようだ。 「Sonic the Hedgehog 3: The Movie」画像・動画ギャラリー フランチャイズのエグゼクティブプロデューサーを務めるトビー・アッシャーはPaste Magazineのインタビューで、パラマウントが広い視野でフランチャイズを捉えていることについて話した。アッシャーは、Paramount+で配信を控えるスピンオフシリーズ『ナックルズ』のような番組は、「脇役を深く考察してクールな形で構築していく」ことが目的である一方、映画シリーズでは、より多くのキャラクターとより壮大な物語にフォーカスすることを目指していると述べている。 「私たちのキャラクターを、特にテレビで拡大していくというアイデアには本当にワクワクしました。しっかりとキャラクターを考察するためのプラットフォームが得られるからです」とアッシャーは語る。「『ソニック・ザ・ムービー』第3作にはシャドウが出てくるし、もっと大きなこともやりたいと思っているので、映画の『ソニック』フランチャイズは『アベンジャーズ』級のイベントになるとわかっていました。数多くの異なるキャラクターが登場する、壮大でエキサイティングな物語になるでしょう」 アッシャーは、今年の終わりに米国公開される『Sonic the Hedgehog 3（原題）』には、ゲームシリーズで最も重要なキャラクターの一人であるシャドウ・ザ・ヘッジホッグが登場することにあらためて触れている。ソニックが悟空だとすれば、シャドウはベジータのような存在であり、過去に手強い相手であることが証明されているが、ゲームから映像化できる要素はまだまだ大量にある。実写映画化が始まって以来、ファンが登場を切望してきたキャラクターの一人はメタルソニックだが、ほかにもゲームや番組、さらにはコミックなど数多くの作品からキャラクターを登場させることができるため、パラマウントがどの方向へ進むかはわからない。 ナックルズはParamount+で配信されるスピンオフドラマ『ナックルズ』の主人公となるが、この機会を利用して、さらに多くのキャラクターが登場することがすでにわかっている。現時点でほかのスピンオフは発表されていないものの、可能性は大いにあるようだ。アッシャーによれば、イドリス・エルバが声優を務めるコメディタッチのナックルズは、番組を支えるのに十分な強さを持っていたため、このキャラクターからスピンオフを始めたのだという。 「私たちはそれを完全なシリーズに変えることができると思いました」とアッシャーは説明する。「これまでの『ソニック』映画の中で一番面白いバージョンではないでしょうか。（ウェイド・ウィップル役の）アダム・パリーとイドリスが本当に素晴らしい形で実現してくれたもののおかげで、この作品は風変わりなコメディになりましたから」 映画『Sonic the Hedgehog 3（原題）』は2024年12月20日に米国公開。スピンオフドラマ『ナックルズ』は、国内Paramount+にて初夏に配信開始予定。