鉄道高架や徳島市中心部のまちづくりなどを巡って議論 県議会11月定例会を前に事前委員会【徳島】
JRT四国放送
11月29日に開会される徳島県議会11月定例会を前に事前の委員会が26日から始まり、鉄道高架や徳島市中心部のまちづくりなどを巡って議論が交わされました。 (県議会自民党 大塚明廣議員) 「なぜ、徳島だけが時間が止まっているのか。事業期間についても、現行の計画よりも4年短縮されるということで非常に魅力的だ」 県議会自民党の大塚明廣議員は、四国各県で駅前開発や鉄道高架が進んでいる中で徳島県内でも進むように、地元などへの丁寧な説明を県に求めました。 県が発表した新たな鉄道高架事業では、文化の森駅北の冷田川鉄橋まで約4.2kmを高架する計画です。 工期は13年で、事業費は850億円、徳島県と徳島市の負担額はともに180億円と見積もられています。 一方で、新計画に対して消極的な意見も出ました (自民党県民会議 井川龍二議員) 「850億ですか、これは成り立つのだろうか」 これに対し県の担当者は、徳島県議会の議論を経てJR四国や徳島市と具体的な協議を進めたいと述べました。 一方で、総務委員会では徳島市の藍場浜公園西エリアで進められている新ホール整備について議論が交わされました。 11月定例会補正予算には、新ホール整備に徳島市が要した土地譲与や施設解体費用などを「まちづくり支援」として徳島県が補償する20億円の基金が盛り込まれています。 議員からは、提出された補正予算案総額約23億6000万円に含まれている基金20億円の部分については、分けて審議すべきといった意見が出ました。 (自民党県民会議 北島一人議員) 「基金の予算についてはホールと別で、ホールのような重要案件ではない。繊細な案件ではないという認識の元での一本化なのか?再度確認させてください」 これに対し県の担当者は、議案提出の原則として予算の議案は分けることなく一つの議案として提出していると説明しました。 (自民党県民会議 北島一人議員) 「この基金の議論も先の定例会でも徳島市に対する保障じゃないか、いやそれは違うというような議論がまだまだあって、皆が納得できていない。きっちりと我々が議論して、ちゃんと表決ができるという風な形が望ましい」 (元気とくしま 岡田晋議員) 「それぞれ私たち議員が、この予算はこの予算はとそれぞれに議決するためにみんなが賛否を問うていく。すごく煩雑なことになるし、地方自治法に反すること。一本でいくっていうのは当たり前。事務の効率化を含める中で、委員会がある。委員会でそれぞれに議論して、予算は委員会付託にそれぞれ大体なりますから、そこで議論すべき」