第77回カンヌ映画祭パルムドールは「Anora」、ジェシー・プレモンスが男優賞獲得
第77回カンヌ国際映画祭がフランス現地時間5月25日に閉幕。ショーン・ベイカーの監督作「Anora(原題)」がコンペティション部門の最高賞パルムドールを受賞した。 【画像】「憐れみの3章」ジェシー・プレモンスが男優賞を獲得 「Anora」は米ニューヨーク、ブルックリンでセックスワーカーをしている女性を軸に展開する物語。彼女はオリガルヒの息子と出会い電撃結婚するものの、彼の両親から猛反対を受ける。マイキー・マディソン、ユーリー・ボリソフらがキャストに名を連ねた。 グランプリを受賞したのはパヤル・カパディアがインドで生きる女性たちを描いた「All We Imagine as Light」。「Grand Tour」のミゲル・ゴメスが監督賞、「The Substance」のコラリー・ファルジャが脚本賞を獲得した。また「憐れみの3章」のジェシー・プレモンスが男優賞、「Emilia Perez」のアドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメスが女優賞に輝いた。 ある視点部門を含む主な受賞結果は以下の通り。 ■ コンペティション部門 受賞結果 □ パルムドール 「Anora」(ショーン・ベイカー) □ グランプリ 「All We Imagine as Light」(パヤル・カパディア) □ 審査員賞 「Emilia Perez」(ジャック・オディアール) □ 監督賞 ミゲル・ゴメス「Grand Tour」 □ 特別賞 モハマド・ラスロフ「The Seed of the Sacred Fig」 □ 男優賞 ジェシー・プレモンス「憐れみの3章」 □ 女優賞 アドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメス「Emilia Perez」 □ 脚本賞 コラリー・ファルジャ「The Substance」 審査員長 グレタ・ガーウィグ 審査員 J・A・バヨナ、エブル・ジェイラン、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、リリー・グラッドストーン、エヴァ・グリーン、是枝裕和、ナディーン・ラバキー、オマール・シー ■ 短編部門 受賞結果 □ パルムドール 「The Man Who Could Not Remain Silen」(Nebojša SLIJEPČEVIĆ) □ スペシャルメンション 「Bad For A Moment」ダニエル・ソアレス ■ ある視点部門 受賞結果 □ ある視点賞 「Black Dog」(クワン・フー) □ 審査員賞 「L'histoire de Souleymane」(Boris Lojkine) □ 監督賞 ロベルト・ミネルヴィーニ「The Damned」 ルンガーノ・ニョニ「On Becoming a Guinea Fowl」 □ 女優賞 Anasuya Sengupta「The Shameless」 □ 男優賞 Abou Sangaré「L'histoire de Souleymane」 □ Youth Award 「Vingt Dieux!」(Louise Courvoisier) □ スペシャルメンション 「Norah」(Tawfik Alzaidi) 審査員長 グザヴィエ・ドラン 審査員 マイムナ・ドゥクレ、Asmae El Moudir、ヴィッキー・クリープス、トッド・マッカーシー ■ カメラドール 受賞結果 □ カメラドール 「Armand」(Halfdan Ullmann Tøndel) □ スペシャルメンション 「Mongrel」WEI LIANG CHIANG、YOU QIAO YIN