【速報 ジロ・デ・イタリア2024】ミランがマリア・チクラミーノで区間優勝/第11ステージ
大会も半分を過ぎたところ、大会最南下も終わらせ後はひたすら北上していく。フォイアーノ・ディ・ヴァル・フォルトレからフランカヴィッラ・アル・マーレまで207km平坦ステージ。ファーストアタックで単騎飛び出したのはトマ・シャンピオン(コフィディス)、エドアルド・アッフィニ(ヴィスマ・リースアバイク)が1人飛び出し合流、さらにティム・ファンダイケ(ヴィスマ・リースアバイク)が単身追いつき3人での先頭グループが形成された。 【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第11ステージ|Cycle*2024 ヤングライダー賞首位につけていたキアン・アイデブルックス(ヴィスマ・リースアバイク)がこの日スタートラインに立たず大会を去ってしまった。ロベルト・ヘーシンク、クリストフ・ラポルト、オラフ・コーイに続く4人目のリタイアで、チームの目標はステージ優勝に絞られた。3級山岳ファンダイケ、中間スプリントポイントとインテルジロはシャンピオンが先頭通過。
メイン集団はルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー)やリドル・トレックのメンバーが中心に2分弱のタイム差で牽引し、残り距離37kmを切ったところで逃げていた3人は脚を踏みやめて吸収された。美しいアドリア海を横目に各チームが隊列を組んでエーススプリンターたちを運んでいく、途中アンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト)のアタックもあったが、追い風の中スプリントトレインから抜け出すことは叶わなかった。直角コーナーを2度曲がり向かい風の直線道路へ。 イネオス・グレナディアーズが先頭で進みタデイ・ポガチャルもフアン・モラノ(ともにUAEチームエミレーツ)のために前方に位置取る。アルペシン・ドゥクーニンク隊列が先頭でフラムルージュ、フェルナンド・ガビリア(モビスター)やカレブ・ユアン(ジェイコ・アルウラー)の姿が前方にあらわれ中盤で落車が発生、ファビオ・ヤコブセン(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)が地面に叩きつけられた。ルーク・ランパーティ(スーダル・クイックステップ)のリードアウトからティム・メルリール、番手からはモラノが、別のラインから加速したジョナサン・ミラン(リドル・トレック)が伸びて先頭でフィニッシュラインを超えた、今大会区間2勝目、マリア・チクラミーノでの区間勝利は初。メルリールは斜行のペナルティで集団最後尾へ着順を落とされている。 「自分は20秒もがくだけだけど、チームのみんな1日中働いてくれてそのおかげで勝利することができた、みんなで勝てたことが本当にうれしい」ミラン、ステージ勝利後インタビュー
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