【ステップ・アップ・ツアー開幕直前①】ツアールーキーたちに意気込みを聞いた!
2位はもういい、欲しいのは優勝です! 上久保実咲
「高校を卒業してから週イチでパーソナルトレーニングに通い始めました。ジュニア時代に比べると、試合数が倍以上になるので、基礎をしっかり作るって意味を込めて。高校時代もトレーナーさんはいたのですが、生徒が数十人いたので、個々で見て頂ける時間がなくて。パーソナルだとメニューも私用ですし、姿勢や動作をしっかり見てくれるので、いままでより効いている気がします。とはいえ、飛距離が伸びたとかいう成果は出ていませんが(笑)。昨年、一昨年とこの試合にはアマチュアとして出場させていただいていて、22年は42位タイ、23年は43位タイとぜんぜんいいスコアで回れていないので、最低でもその順位は上回りたいですね! あとは、本当に琵琶湖CCって難しいので、コースに勝ちたいなって思っています。イーブンパーで引き分けなので、3日間でアンダーパーを出したいです! シーズンの目標はステップ・アップ・ツアーで1勝。今季はステップ・アップ・ツアーでまずは経験を積みたいと考え、メインはステップです。もちろんマンデー予選会の推薦をいただけるのでしたら、空いた週に挑戦したいと思っています。アマチュアのころから2位ばかりで優勝がない。だからこそ1勝を挙げたいっていうのがやっぱり一番大きいです」と上久保。アクサレディスではヤーデージブックに関する違反で失格となってしまったが、気持ちの切り替えは済んでいるようで、目標に向かって突き進む。
5年前と変わった“攻めのゴルフ”が信条 中野恵里花
出身が京都府宇治市。今週の会場からクルマで30分以内とステップ・アップ・ツアー開幕をいつもの生活と変わらず迎えられる中野。「今週は自宅通勤です。ご飯に関しては、遠征先のホテルでも母がIH調理器具で作ってくれるので、自宅と滞在先のホテルでもそこまで変わらないですが、気持ちはだいぶ楽です。オフは100ヤード以内のショットとアプローチの引き出しを増やすことを主に練習してきました。そこが自分の弱点というか、足りない部分だと思ったので。ドライバーは結構飛ぶほうではあると思うんですが、50ヤードとかが苦手で、その距離を残すなら刻んだほうがいいなと、そのアドバンテージを生かし切れていなかったので。ステップ・アップ・ツアーは19年に単年登録で出場して以来なのですが、5年前とは自分もメンタル的にも大人になり、技術的にもレベルアップしたと思っています。当時は“守るゴルフ”だったのですが、今年は“攻めのゴルフ”で優勝目指したいと思っています! 」と話す。アクサレディスでは1打差に泣き、19年でも経験できなかったレギュラーツアーの予選通過とはならなかったが、大きな手ごたえを感じた様子。シーズン目標の「ステップ・アップ・ツアー賞金女王」に向けてロケットスタートに挑む。