米大統領選後の金融市場、「緊張感さらに高め注視」=林官房長官
Atsuko Aoyama [東京 6日 ロイター] - 林芳正官房長官は6日午後の会見で、米大統領選挙の結果が金融市場に与える影響を問われ、「為替については投機的な動向も含め緊張感をさらに高めて注視する」と述べた。日銀と密接に連携し、経済・財政運営に万全を期す考えを示した。 林官房長官は為替相場について、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要と改めて指摘。株価は経済状況や企業の活動などさまざまな要因で市場で決まるものとした上で、引き続き内外の経済金融市場の動きを注視するとした。 6日の東京市場では、米大統領選で共和党のトランプ氏が優勢と伝わったことを受け、ドルが一時154.34円まで上昇し、約3カ月ぶり高値を更新。日経平均は、前営業日比1005円77銭高の3万9480円67銭と、大幅に続伸して取引を終えた。