【ソフトバンク】甲斐拓也の人的補償・伊藤優輔に「先発ローテ期待」今オフ補強は「ひと区切り」…三笠GM
ソフトバンクは16日、国内FA権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手の人的補償として、伊藤優輔投手を獲得したと発表した。背番号は42に決まった。甲斐の旧年俸(2億1000万円)の40%にあたる8400万円の金銭補償も受け取る。 伊藤を選択した理由は何か。みずほペイペイの球団事務所で三笠杉彦GMに聞いた。 ―監督と相談して決定? 「そうです。監督、城島CBOとも話をして決定しました」 ―伊藤投手を選択。 「いい投手が獲れてよかった。ジャイアンツは投手力で昨年優勝したチーム。相対的にいい投手を補強したいと思っていた。(21年に右肘の)トミー・ジョン手術を受けたが、昨年復帰しているので心配ないと判断した。2軍でも1軍でもいいパフォーマンスを見せている。プロスカウトの意見を総合して決めた」 ―伊藤の起用は。 「先発ローテーションを狙えると期待している。中継ぎでロング、回またぎで投げてくれる可能性もある」 ―28歳だがプロでの実績は少ない。 「その通りだが、我々としてはそのポテンシャルと伸びしろがあるだろうと期待している」 ―今オフの補強は投手陣の強化が目立った。 「選手たちは競争が大変だとは思うが、やはり投手陣の底上げをしっかりやることが、相対的に見て必要だと考えていた。浜口くん、上沢くん、上茶谷くん(を獲得した理由)もそう。伊藤投手にも頑張っていただきたい」 ―野手ではなく投手を指名した。 「甲斐くんのFA移籍が決まった時には、既に投手で決めていたということはない。プロテクトリストを見て総合的に決めたということ」 ―捕手が流出したが捕手を指名しなかった。 「最初に(監督らと)相談してそうなりました」 ―キャンプインに向けて戦力は整ったのか。 「編成活動は続くが、ある程度はひと区切りついた」
報知新聞社