ギラシの怪我は予想以上に深刻だった ドルトムントはシーズン序盤をエースストライカー不在で戦うことに
いまだにギプスも取れず
シュツットガルトからボルシア・ドルトムントに加入したギニア代表FWセール・ギラシの戦列復帰には当初の予想以上の時間を要することが判明し、ドルトムントの内部には動揺が広がっている。 昨季のブンデスリーガで28ゴールを記録したギラシを今夏の補強の目玉として、ドルトムントは1800万ユーロ(当時のレートで約31億円)を費やして獲得したが、契約成立前に行ったメディカルチェックで右膝の外側側副靭帯に損傷が見られることが判明していた。 ドルトムントはギラシの膝の怪我について追加の検査を行い、最終的に手術の必要はなく9月上旬頃には復帰できるとの診断結果を得られたことから獲得に踏み切った。しかし、ドイツ紙『Bild』によると、ギラシは現在も負傷箇所を固定しているギプスをつけた状態でトレーニングを行うことができず、復帰は早くても10月上旬頃まで遅れる見込みであるという。 『Bild』の見立て通りだとすると、8月23日(現地時間)に開幕するブンデスリーガでは序盤の最低4試合をギラシ抜きで戦うことになる。また、ギラシと入れ替わるようにしてニクラス・フュルクルクがウェストハムに移籍したことに加えて、ユスファ・ムココにも移籍の噂があることから、ドルトムントはセンターフォワードについては戦力の計算が立ちづらい状況となっている。 現在、ドルトムントは昨季ブンデスリーガ33試合出場で16ゴールをマークしたマクシミリアン・バイアーの獲得をめざしてホッフェンハイムと交渉を行っている。フォワード陣の現状を考えると、このバイアーの移籍は是が非でも実現させたいところだろう。
構成/ザ・ワールド編集部