米原・土砂災害現場 TEC―FORCEが調査
びわ湖放送
今月1日に米原市で発生した土砂災害の現場に、9日、国から派遣された専門家チームが訪れ、調査を実施しました。 土砂の撤去作業が行われる中、9日、現地調査を行ったのは、県と市の職員。それに土砂災害の専門家「TEC―FORCE高度技術指導班」です。土砂災害の具体的な対策を検討するにあたり技術的な助言を受けるため、滋賀県が国に要請し、国交省から派遣されました。9日は、伊吹山3合目の周辺や設置されている砂防えん堤・土砂の流出元とされる勝山谷川の状態を確認し、土砂が流出した原因や広がった範囲などについて調査を行ったということです。 調査は非公開で行われ、県の担当者によりますと、現在設置されている砂防えん堤のさらに上流地点に土砂が堆積しており、土砂災害前から考えられていた新たな砂防えん堤の計画は「妥当」と判断されたということです。また応急処置としては、金属製のネットの設置や、土砂崩れや土石流を検知するワイヤセンサーの設置が提案されました。助言を受け、県では計画などを改善し、早急に対策を進める方針です。
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