暴力団宅に手りゅう弾投げ込み、爆発 殺人未遂などの疑いで幹部ら4人逮捕 佐賀県警
佐賀市中心部で昨年1月、指定暴力団浪川会幹部の自宅に爆発物が投げ込まれた事件で、佐賀県警は8日、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂、組織的建造物損壊)の疑いで、指定暴力団道仁会幹部(53)=福岡市東区箱崎4丁目=と佐賀市の道仁会系の幹部と組員計3人を逮捕したと発表した。 逮捕容疑は共謀して昨年1月14日午前4時10分ごろ、佐賀市大財1丁目の浪川会幹部を殺害しようと、幹部宅で手りゅう弾1個を爆発させた疑い。3階のバルコニーの床や壁、窓ガラスなどが損壊した。県警は認否を明らかにしていない。 県警組織犯罪対策課によると、昨年1月13日夜、佐賀市白山の繁華街の路上で10人以上がもみ合いとなって指定暴力団山口組弘道会系幹部や浪川会系組員らが逮捕される事件が発生していて、関連を含めて捜査している。 また県警は爆発物の事件に関連し、共謀して証拠を隠滅したとして多久市や佐賀市などの男3人も同法違反容疑で逮捕した。