岸田総理に新春インタビュー 政治とカネ「強く覚悟を決めている」
「しかし、同時に未来に向けて核兵器のない世界を目指す理想、これは決してあきらめてはならないと思います。この現実と理想、決して矛盾するものではありません。政治の役割はですね、現実と理想をどう結び付けるのか、現実を理想にどのように導いていくのか、このロードマップをしっかりと示すということが政治の大きな責任だと思います」 岸田総理は、今後も自らが提唱したヒロシマアクションプランを実践していくとしています。 一方、厳しい政権運営についてはこう述べました。 ■「政治不信を深刻に受け止め」 岸田総理 「世論調査の結果等については厳しい声は謙虚に受け止めたいと思います、しかし政治は結果ですので、経済対策についても昨年、総合経済対策、日本の国が30年間、続いたデフレの悪循環から脱却するために必要な政策、これを厳選して議論を行い、そして決定をした、こういった対策を用意しました。ぜひ、この対策、これ裏付けとなる補正予算も成立をさせ、そしてさらにはことしと令和6年度の予算も編成を行いました」 「こうした成果をしっかり示すことで国民のみなさんに政策についてもご理解いただきたいと思います。そして、それ以外にも社会、あるいは外交、さまざまな分野において先送りできない課題にしっかりと責任を果たしていく、そして結果を出していく。このことで国民のみなさまのこうした政府の取り組みについての理解を得ていく、これに尽きると思っています」 「しかし、それにつけても昨今、この政治とカネの問題、政治の信頼が揺らいでいる。このことは深刻に受け止めなければならないと思います。政策の実行は国民のみなさんの信頼、あるいは政治の安定があればこそだと思います。だからこそ、今言ったように政策において結果を出すためにも政治の信頼回復に向けてわたし自身、自民党の総裁、トップとして先頭に立って、ことし(2024年)は取り組まなければならない、強く覚悟を決めています」
中国放送
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