師走に入る青森 タラ漁の「場取り」・「破魔矢」の製作・ストーブ列車… 青森県の“冬の風物詩”
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年末恒例の流行語大賞の発表がおこなれるなど年の瀬が近づく中、青森県内でも師走に入り、各地で冬を告げる風物詩がはじまっています。 【写真を見る】師走に入る青森 タラ漁の「場取り」・「破魔矢」の製作・ストーブ列車… 青森県の“冬の風物詩” 日が昇る前のむつ市脇野沢です。タラ漁の解禁を告げる「場取り」のため、漁師たちが朝から船に乗り込み慌ただしく動きます。 漁師は 「緊張しますね。今年も来てくれればいいけどね。期待してやるしかない」 タラ漁の場取りは、網を入れる場所を取り合う江戸時代から続く、この地区の冬の風物詩です。今シーズンは16隻が出漁する予定で、昨シーズンに続く1000トンを超える豊漁を願いました。 青森市の神社では、新年の縁起物「破魔矢」の製作が着々と行われています。2024年は12月中旬までにあわせて5500本を作ることになっていて、この日は巫女と神職が一本一本丁寧に仕上げていました。 善知鳥神社 沼田眞規 権禰宜 「破魔矢自体は開運や厄除けのもの。世界平和、そして地域の安寧はもとより各家庭が安寧でありますように、心を込めて一本一本奉製させていただきたい」 こちらもすっかり冬の風物詩となった津軽鉄道の「ストーブ列車」。 1日に運行が始まり、待ちわびた県内外のファンで満員状態となりました。 お目当ては車内に設置された2台の「ダルマストーブ」です。ストーブで焼かれたスルメの香ばしい香りが漂う中、乗客は車窓から冬の津軽を楽しみました。 乗客は 「いいね~、懐かしいわ。汽車で焼いたまますぐに食べられるのはいいですね」 「これで3回目です。炎の良さは『ストーブ列車』に乗ってみないと分からないと思います」 ストーブ列車は2025年3月末まで毎日運行されます。 県内は、師走の表情をのぞかせながら日一日と年の瀬が近づいています。
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