【ビルボード】Ado「唱」がストリーミング13連覇達成　back number「クリスマスソング」がトップ10返り咲き

　2023年12月20日公開（集計期間：2023年12月11日～12月17日）のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、Adoの「唱」が首位を獲得し、13連覇を達成した。 　「唱」は、9月8日から11月5日まで開催されたユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーン・イベントとのコラボレーション楽曲で、9月6日に配信開始。9月13日公開の当チャートで15位に初登場し、チャートイン3週目に初の首位を獲得。当週の再生回数は、前週比92％と減少傾向にあるものの、とはいえ10,355,342回を記録して週間1,000万回再生の大台を引き続きキープした。12月18日に放送された『CDTV ライブ！ライブ！クリスマス4時間半スペシャル』では同曲を含む計4曲を披露しており、すでに放送済の大型音楽番組も含め、年末に向けた地上波でのパフォーマンスの機会が、根強いチャート・アクションの好調につながったと考えられる。なおAdoは、12月13日に『Adoの歌ってみたアルバム』を発売しており、同アルバム収録曲の「ブリキノダンス」が95位に初登場した。 　2位は、8月31日より放送がスタートしたTVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のオープニング・テーマであるKing Gnu「SPECIALZ」。当週の再生回数は、前週比89％の8,882,580回をマークした。なお、King Gnuは同曲を収録した4年ぶりのアルバム『THE GREATEST UNKNOWN』を11月29日にリリースしており、集計期間中の12月13日に放送された『2023 FNS歌謡祭』でも同曲をパフォーマンス。番組には、同アニメのテーマを担当したキタニタツヤ、羊文学も出演しており、アニメ関連楽曲を披露した。同アニメのエンディング・テーマである羊文学「more than words」は、前週比130％の3,972,640回再生を記録して、当チャートにおいて最高位である18位にジャンプアップしている。 　続く3位は、TVアニメ『【推しの子】』のオープニング・テーマであるYOASOBI「アイドル」で、当週の再生回数は前週比95%の8,225,278回を記録。4月12日の配信開始以降、数々の記録を打ち立ててきた同曲は、チャートイン30週目に当チャートでのストリーミング累計再生回数が史上最速で5億回を突破しており、自身4曲目の5億回を突破している。なおYOASOBIは、TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ「勇者」を含む、全4曲入りのCDを12月13日にリリース。今年12月に出演した香港のフェスで海外初披露となった同曲のライブ映像が12月19日にYouTubeで公開されており、アニメの第1クールラスト回が今週12月22日に放送される。アニメやライブ映像の話題性と併せて、今後の楽曲のチャート・アクションにも注目したい。 　そのほか当週は、back number「クリスマスソング」が前週12位→当週10位と、前週比110％の5,278,191回再生をマークして51週ぶりのトップ10入り。毎年ホリデー・シーズンにチャート・アクションを活性化させる同曲は、今年も11月1日公開チャートで87位に浮上し、その後も右肩上がりに推移している。またback numberは、当週8曲が100位圏内にチャートインしており、8曲すべてが前週より順位を上げた。さらに、クリスマス本番も近付く中、マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」、アリアナ・グランデ「サンタ・テル・ミー」、桑田佳祐「白い恋人達」といったホリデー・シーズンを連想させる楽曲群が続々とチャートインした。 ◎【Streaming Songs】トップ10 1位「唱」Ado（10,355,342回再生） 2位「SPECIALZ」King Gnu（8,882,580回再生） 3位「アイドル」YOASOBI（8,225,278回再生） 4位「晩餐歌」tuki.（7,318,285回再生） 5位「ランデヴー」シャイトープ（6,287,865回再生） 6位「勇者」YOASOBI（6,217,541回再生） 7位「怪獣の花唄」Vaundy（5,900,101回再生） 8位「Subtitle」Official髭男dism（5,515,717回再生） 9位「Perfect Night」LE SSERAFIM（5,339,762回再生） 10位「クリスマスソング」back number（5,278,191回再生） ※（）内はストリーミング再生回数。 ※総合ソング・チャート“Hot 100”のストリーミング指標と動画再生指標およびストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では、一部サービスにおけるデータを無料ストリーミングと有料ストリーミングで分けて集計し、それぞれ異なる係数を乗じているため、再生回数の合算によるランキングとは異なる場合があります。