ニデック代表、中国に苦言 永守氏「補助金はフェアでない」
モーター大手のニデック(旧日本電産)の永守重信グローバルグループ代表は24日、東京都内で開いた決算説明会で、車載事業が不振に陥った中国市場について「外資がどんどん出て行っている。(中国企業が)国から補助金をもらって(商売を)やるのはフェアじゃない」と苦言を呈した。 2024年3月期連結決算で純利益は前期比2.8倍と回復したが、車載事業は赤字だった。電気自動車(EV)用駆動装置の販売は中国で継続するが、合弁会社を組んでいる広州汽車グループなどに絞り採算の改善を目指す方針だ。 EVはリチウムイオン電池の費用がかさみ、他の部品への値下げ圧力が強い。